人とのつながりと未来への展望

小谷野京香さん

学習院大学
奨学金のコース： Bコース

奨学生インタビュー

朝日奨学制度との出会いと決意

高校の先生から朝日奨学制度を紹介され、大学進学の道が開けました。働きながら通学できること、そして返済不要の給付型奨学金があるという点に大きな安心感を抱き、迷わず応募を決意。仕事は3月からスタートし、4月の入学後は学校との両立に戸惑いました。GW明けごろからようやくリズムが整い、徐々に新しい生活に順応していきました。
両立生活のリアルと工夫

最初の大きな壁は「睡眠不足による集中力の低下」でした。必要な睡眠時間を見直し、スケジュールを調整しながら乗り越えました。生活面では、食事の工夫を徹底。日曜日に1週間分の夜ご飯を作り置きし、栄養バランスと体調を意識した自炊を続けています。また、配達という力仕事に備え、エネルギー源になる食材を考えながら献立を工夫。配達の現場では、気候による負担が大きな課題でしたが、お客様の「ありがとう」の声に支えられ、やりがいを感じられるようになりました。
人とのつながりと未来への展望

仕事に慣れてきた頃、配達ミスが続いたことがありましたが、順路帳の確認や意識的な対応で改善。勉強時間は寝る前や日曜日の夕刊がないときに確保。アニメや映画などの趣味も「ながら時間」で楽しんでいます。職場の方々とも良い関係を築いており、外国籍の同僚との交流から新しい文化を学ぶ機会もあります。一人暮らしでは、自由な反面、体調不良時の買い物などの大変さも実感。自炊は週1回まとめて行い、ひき肉カレーなどで工夫。支出には優先順位をつけ、計画的にお金を使っています。将来は「誰かの役に立つ仕事」が目標。新聞奨学生としての経験で得た“傾聴力”を活かし、人に寄り添う存在になりたいと思っています。「奨学生であることに誇りを持って頑張ってください」という言葉を、これから始める後輩たちに贈りたいです。