矢野 大河さん

奨学制度が、自分を変えるきっかけになりました。
高校の廊下に貼ってあったポスターをたまたま見つけて奨学制度を知り、興味を持ちました。お金の面ももちろんありますが、内向的だった自分を変えたくてチャレンジしたという理由もありました。そして新聞配達の仕事をすることで社会経験を早く積むことができ、それがキャリア(人生)に繋がると思いました。奨学制度は、自分の行きたい大学や学校に通いながら仕事の経験ができるというメリットの他、様々な出会いがあることも素晴らしいと思います。いろんな人たちに出会えて、新しい価値観や、様々な人生経験を学ぶことができます。

普通の学生と比べて、一日の時間を有効に使っている。
奨学生になってから時間の使い方が上手くなったと感じています。友達と話していると、自分の方が一日の時間を有効に使っていると感じます。寝る前に翌日のスケジュールを書いて、それに沿って行動しています。高校とは違って毎時間に授業があるわけではないので、空き時間などを無駄にしないようにするためです。高校と大学とでは授業のレベルや質が違うので、勉強と仕事の両立が難しいところではありますが、学校の課題などは授業後か朝刊配達後にするようにしています。また、家事と勉強の両立も、時間を有効に使わないとできないこともわかりました。学ぶことが多いです。



キッチン、トイレ、シャワーは共同になっています。家事は実際に自分でやってみると、何も知らなかったことに気づき、いかに親の存在が大きかったかを実感しました。
自分で家事もすべてできるようなりました。
朝御飯を食べながら洗濯をしたり、時間を有効に使って家事をするようにしています。部屋はクローゼットがあり、服はかなり収納できます。コロナの影響で大学には特定の日しか入れないので授業はほとんどオンライン。1日の大半の時間を部屋で過ごしています。
休日は奨学生の仲間と
大学に通学できないので学校の友達はあまりできていないのですが、同じ奨学生の仲間と食事をする時などに、情報共有をしています。また、近所を歩いたり音楽を聴いてリラックスしています。寮の周りの環境は良く、飲食店もたくさんあります。
新聞配達は人生経験を得ることができ、人生を豊かにすることができる仕事。


仕事を通して、もっと人と話したいと思うようになりました。
新聞配達を始めてからは週間天気を気にかけることが多くなりました。特に梅雨の時期はしんどいですが、お客様に「いつもありがとうね。」などと声をかけてもらえると嬉しいです。また、今までは黙々とこなすような仕事しかしたことがなかったのですが、集金の仕事でいろいろな人と接するうちに、もっと人と話したいと思うようになりました。コロナ渦の環境で、働けるところがあると言うことだけでも幸せだと思っています。また、睡眠は最低5時間は睡眠を取るように心がけています。そうしないと朝がしんどいので(笑)。

奨学生になってから将来やりたいこと、学びたいことがすごく増えました。
海外からの留学生や先輩と接しているうちに自分の視野も広がり、もっと勉強したい、色々なことにチャレンジしてみたいと思うようになりました。やりたいことがたくさんあるので、今はまだ将来何をするのかは具体的には決まっていませんが、海外に語学留学をしたり、いろいろな会社でインターンシップを経験したいと思っています。また、環境設備の仕事も興味があるし、母への恩返しもしたい。この仕事を通していろんな人たちに出会ったことで、新しい価値観を得ることができ、将来の目標も広がりました。

